Renovation to make use of the used house 中古住宅をかしこく活かすリノベーション
みなさん、こんにちわ!ユウコです。
今回見せてもらう家は、初登場!中古住宅をフルリノベーションした家です。
もとは築47年の中古住宅でしたが、骨組みだけを残し、外壁から家の中の間取りや内装まで、全て一新しています。
部屋の中に入ると、大きな窓から光が入って明るく、スタイリッシュでかわいいリビング&キッチン。
メリット大!の中古住宅リノベーション
今回どうして、古い家を壊して新築ではなく、リノベだったのかー、
その経緯が気になって聞いてみました。
もともとご夫妻はお子様が3人おられて、広い家、特にリビングは24帖以上の新築注文住宅を希望されていました。
そして、希望エリアで土地を探しますが、なかなか広さと予算にあった土地が見つかりません。
そんなとき、更地ではないけれど、中古住宅付きのこの土地に目がとまりました。
ここは、道路から高いところにあり、さらに土地の上にも崖があるため、がけ条例の制限あり。よって、新たに新築する場合は、現在の建築基準法では、広い土地でも崖から十分距離をとった、一部の面積にしか家を建てることができません。
しかし、既存の建物を残し、それをベースにリノベーションという形ならば、上記の制限はなく、建物を再生することが可能でした。
そして、もともとある中古住宅は、間取りは昔ながらのものでしたが、十分に広い家でした。
そこで、中古住宅の骨組みだけを残し、間取りを一新、希望の広さをもった新しい家に再生するという選択をしたのです!
まずは、安全性向上のため、土地の上の擁壁を新たに作りなおしました。
それから、もともと堀車庫が1台分ありましたが、道路との接触面を削る土木工事で、新しく広々とした3台分の駐車場を作りました。
通常ならば、擁壁工事や駐車場を作る土木工事はとても費用がかかるため、予算内に収まらないことが多いのです。
しかし今回は、新築のハードルが高いため、通常の土地相場よりコストを抑えられた分を、擁壁や駐車場造形などの土木工事にあてられた。
こうして、希望のエリアに、希望の広さで、さらにゆったりとした3台分の駐車場を作って、理想の家を建てるプロジェクトがスタートしました。
こんなやり方があるんだ!!
これは、専門家に相談しないと考えられない、素晴らしい解決策だと思います◎
カラーコーディネートの行き届いたリビング&ダイビング
さて、家の中も早速見せてもらいましょう。
ダメージ加工した枕木のようなグレーの床材、薄いピンク、パープル、グレー、ベースはホワイトと女性イメージの配色。
全体的に色味に統一感があって、とてもキレイなバランスに仕上がっている。
奥さまのご希望の感じを聞きながら、クイーンズホームのインテリアコーディネーターと一緒に、
壁紙、床材、カーテンなど一つ一つ選びながら、全体的なイメージやカラーコーディネートを作り上げていったとのことでした。
ちなみに、奥さまはネイルをされているらしく、ご自宅でもお客様にネイルをされているそうで。
なるほど!
この家の内装が、女性向けのお店みたいな雰囲気だと感じていたので、腑に落ちた私です(笑)
モールテックスで仕上げたキッチンカウンター
キッチンをぐるりと取り囲む、キッチンカウンターはモールテックス仕上げ。
モールテックスとは、つやっぽいセメントのような素材で、柔軟性と強靭性が何よりの特徴。薄く塗っても削れや割れがなく、強度がある新素材。さらに、水も通さない、カラーバリエーションも豊富、ということで、飲食店のキッチンや、カウンター、内装など、いろいろなところに使われてきているそう。
ちなみに、私も近所のお菓子屋さんのカウンターで見たことはあるけど、家で使用しているのは初めて。
ここは薄めのグレー仕上げ、この家トーンによく似合う◎
造作のモールテックスカウンター。
腕の良い職人さんが手塗りで仕上げたカウンター、表面がなめらかで本当に美しい仕上がりです。
こちらが家族の食卓に使われています。
ダイニングテーブルを置かずに、キッチンカウンター兼ダイニングテーブルにするスタイル、最近よく見かけるな。これはほんとう広々としていて使いやすそう。ライトと椅子のカラーコーディネートもステキです。
反対側からみたところ。
このダウンライトは、こちらの家と同じアイナのペンダントライトです。
なんとカウンターの椅子と同じペンキで、施主さまが塗装されたそう。
初めから、この色だったかのようなキレイな仕上がり!
部屋の統一感もでるし、自分の好きな色で塗ると愛着もわきそうでいいなあ。
機能とインテリアを兼ね備えた、憧れの薪ストーブ
薪ストーブはめずらしいブラウン系の色、アメリカのバーモントキャスティング社の薪ストーブ。このリビングの色味にしっくり合う。
たまたまご縁があって、中古品で状態の良いものを、安く譲っていただけたそう。
薪ストーブの煙突が、よく見るものより太めかな?と思って聞いてみました。
すると、これは煙突が2重になっているタイプで、やけど防止になるし、すすも溜まりにくいのでメンテナンスしやすいそう。
冬はかなり使うものなので、メンテナンス性が高いのは、ありがたいこと◎
こども達が5人も遊んでいるのに、こんなに広々なリビングスペース。
お友達たくさん連れてきても、このゆったりした感じならストレスゼロだな^^
LDK→ファミリークローゼット→洗面所(洗濯機)という家事導線
こちらの家は、リビング・ダイニングキッチンからファミリークローゼットを通って、洗面所、お風呂という間取りです。これが、奥さまが言われるに、とっても使いやすいらしい。
上の写真の左側、冷蔵庫の向こうに勝手口があり、そこから外に出て洗濯物を干す。
そして、ハンガーにかけて干した洗濯物を、ハンガーごとそのままクローゼットにしまうという流れ。
確かに、めっちゃ便利そう!洗濯動線の中に、ファミリークローゼットがあるのはすごくいいな◎
これは、1階の間取りでぜひ取り入れたいアイデアです。
さて、2階も見せてもらいます。
明るい階段を登って行くと、、、
かわいい子ども部屋がそれぞれ3人分で3つ、と主寝室でした。
主寝室には、薪ストーブの煙突。薪ストーブは1階はもちろん、2階まで暖かく、家中を温めてくれる優れものです。
家づくりのパートナーを紹介してもらうという安心感
実は、この家の奥さまがvol.16の家の施主さまとお友だちで、先にクイーンズホームで家を建てたお友だちからの紹介で、今回お願いすることになったとのことでした。
注文住宅の場合、工務店やハウスメーカーなど家づくりのパートナー選びって、本来とっても難しい。
なんせ、選択肢も情報も多すぎて、それがまたどこにするのかを、決めにくくしている気もする。
地元の工務店にするのか、よく名前を聞いたりCMで見るような大手にするのか・・・。
数ある会社の中から、家の相談にのってくれて自分たちに相性の良さそうな会社を選ぶのって、、
考えただけでどうすればいいの?^^;と、途方に暮れる。
でも、それが紹介なら、、
どんな希望があって、それ以前の前提条件や、問題など、、
そしてそれをどういう風に乗り越え解決していってくれたのか。
実際に建てた家を見て、その話を聞き、
そのパートナーとやり取りをしながら、家を作り上げていった経験をした人からの紹介ならば、
気持ちよく、安心してお願いできそう。
だから、家づくりのパートナーを紹介してもらうのは、とっても良い選択肢だと思います◎
人は、「ここは良い!おすすめ!」と思ったものを、伝えたくなるものだと思うし。
話を聞いていると、クイーンズホームは、家を建てた人からのご紹介、またその方からのご紹介、というような施主さま繋がりというのがとても多いそう。その点からも、家づくりで施主さまの相談にのってくれる、寄り添ってくれる、安心してお任せできる工務店だと思います^^
土地探しのお話を聞かせていただき、またステキな家を見せていただき、ありがとうございました!
■建物概要
ご住所:北九州市八幡
竣工年月:2019年5月
設計・施工:クイーンズホーム
私的 家づくりメモ
- 土地特有の条件(高低差あり、擁壁あり等)がある場合は、早めに専門家に相談を
- リビングインテリアは、好みのカラーコーディネートで統一感を
- キッチンカウンターをダイニングにするという考え方
- 洗濯動線(LDK→ファミリークローゼット→洗面所)のアイデア
- 新素材、モールテックスの使い方