Flexible design of a house 家づくりは未来を想像すること
子供は何人?親と同居の可能性は?
皆さまこんにちわ、ユウコです。
今回見せていただくのは、
明るめのグレーの外壁に濃いブルーのドアが印象的なこちらの家。
なんでもこちら、夏には花火大会も見えちゃうそう。
家から花火が見えるってなんて贅沢な・・・羨ましい〜
それではお家の中におじゃましまーす♪
玄関入ると、なんだかめっちゃ明るい!と思ったら、ドアの半分がフロートガラスになっている。
どおりで、、、玄関に光が入ると雰囲気がよくて、それだけでテンションが上がる!
うちはマンションだし、もちろん玄関に窓なんかなくて、それはもう暗いものw
明るい玄関、すてきだなあ。
玄関左側が広めのシューズクローク。
かなり収納力のある贅沢なつくり。
これだけ広ければ、靴やレイングッズ、自転車、ベビーカーや宅配物とか一通り置けちゃうよね。
いいなあ・・・(毎度毎度、わたしシュークローク見るたび同じこと思ってる 笑)
さて、リビングの方に入っていくと、広めの和室と一つながりのリビングスペース。
リビングの上は吹き抜けになっており、部屋の隅には棟生工務店定番の蒔ストーブ!
やっぱりいいですよねえ。
木材と漆喰を使った天然素材の家に、本当にしっくりとくる。
和室の押入れが広めなのは、当面は夫婦二人暮らしなのでここで寝るので、お布団をしまえるように。
1階だけで生活が完結できるようにとの配慮。
2階にも3部屋(主寝室+子供寝室)あるので、すごく贅沢な話のような気がしたけど、
これって歳をとって子供が巣立ち、また夫婦二人の生活になると考えたときに、
1階だけで生活が完結するのはとってもありがたいと思う◎
また、施主様のご友人家族が集まるということもよくあるそうで。
そんなときに2階をゆったりと使ってもらえるのもステキ!
ロケーションといい、この家の雰囲気といい、最高のおもてなしだなあ♡
リビングでもう一つ気になったのが、ところどころ見られるドアの模様。
こちらは、樹齢千年にもなる霧島の天然杉をアクセントとして使っている。
リビングのフローリングは明るい無塗装ナラ材オイル仕上げ、階段や2階の部屋は無塗装杉材、
一部のドアにアクセントとして、この霧島の天然杉。
同じ杉の木だけど、階段に使われている若い杉とはまったく別物のよう。
木目の幅、目の詰まり方、模様の入り方が全然違う。
千年という長い時間をかけて、じっくりゆっくりと目が詰まって行くのでしょうか・・・
じーっと模様を見入ってしまうような感じ?
もうこれは美術品のような気がしてきます。
天然素材にこだわる、棟生工務店の家ならではのものだな~と感じました。
そしてキッチンは、GRAFTEKT(グラフテクト)のもの。
以前もこのブランドのホワイト系を見せてもらったことがあるけど、
今回はブラウン系の木目タイプ。これもまたいい!
木のキッチンって初めて見たけど、後ろの棚と引き出しとシリーズで揃えているということもあって、
なんとなく家具っぽい雰囲気。
木のきもちよい空間に、とても自然に馴染んでいる。
それでいてもちろん、耐久性、メンテナンス性に優れた高機能素材(高圧メラニン)とそれはもうすばらしい性能で。
そして、キッチンを全体的に見ていくと、普通よりかなり広々としています。
後ろの食器棚との距離もそうだし、パントリーもなかなかの収納力。
聞くところによると、旦那さまと奥さまが二人でキッチンに立つこともあるそう。
なるほど~うんうん、
こんなにも広ければ、ノンストレスで夫婦でお料理するのも楽しいだろうな^^
さて、キッチンを見せてもらった流れで水回りをチェックしていきます。
明るくて広々としたお風呂は、木の家のイメージにピッタリな内装。
お風呂前の脱衣所にはコルクの床。
足に触れる部分が柔らかくて温かみがあるっていい、冬なんかは特にそう感じる。
こちらは床材用のコルクらしく、濡れたらさっと拭き取り換気をすることで、耐久性も保てるとのこと。
コルクの床は掃除機もかけやすいしメンテナンス性にも優れ、衛生的にも◎。
玄関横のトイレ。広くてかなりスッキリとした印象。
さてさて、お次は階段をのぼってお二階へー。
二階の吹き抜けには、外に伸びる蒔ストーブの煙突、横にまん丸の照明、外の緑が見える窓。
開放感があって、とても気持ちがいい!
こちらが主寝室。
たっぷり収納力のウォークインクローゼット。
そして反対側は、
子供部屋ふたつが入り口あたりで繋がったようなかたちのお部屋ふたつ。
片方の部屋から見ると、入り口はこんな感じ。
このような作りにしたわけが、まだ先々のことがはっきりしていないから(子供の人数とか性別とか)、
将来そのときになってフレキシブルに対応できるような設計に・・・と。
この考え方、とてもいいですよね!!
夫婦二人から始まり、子供が生まれて、
またさらに子供の成長に合わせたライフステージの変化により、
ライフスタイルや子育ての仕方、考え方など、家族の形は時間とともにどんどん変わっていくもの。
だから、最初からプランをしっかり固めてしまうのではなく、
将来を想像しつつも設計に余白を残しておく、ゆるく考えておく、
先々起こりうる様々なパターンに対応できるように・・・というのが、とても大切だと思うなあ。
というのが、実はうちも近々リフォームをする予定で。
上の子が小学生になるので、勉強スペースの確保や、
家族皆で川の字で寝るスタイルから子供達は2段ベッドになどなど、暮らし方を変えるために。
狭いマンションなので、こちらの素敵なお家のようにはいかず、
スペースはかーなり限られていますが・・・^^;
かれこれ8年前、
最初にリノベしたときには、子供二人が大学生になるまで、
たとえ男&女の子でもこの形でいける!としっかりと想像したつもりでいたけど、
やっぱりより住みやすくするためにまたリノベしたくなって。
でもでも、だからこそ、
未来を考えつつも設計に余白を残すというこの考え方がいいなあと心から思ったのです!
すみません、話が脱線してしまいました(笑)
ではでは、家の話にもどって、恒例の収納チェック行ってみましょう!
<1階>
・玄関のシューズクローク
・キッチンパントリー
・階段下収納
・和室の押入れ
<2階>
・主寝室ウォークインクローゼット
・子供部屋(1)ウォークインクローゼット
・子供部屋(2)クローゼット
必要なところにそれぞれ、しっかりとした収納力が備わっている。
最後にお家の周りをもう一度見せてもらったところ、
気になったのがリビングに面したこのウッドデッキ。
二段になっていて使いやすそう◎
うちの子たちも、もはや我が家のようにくつろいでいましたw
ちなみに、今回施主様のお隣はご実家で、その敷地内に建てられた家でした。
これから子育てを一緒に楽しんだり、両親がご高齢になったときに目が届く距離でサポートもできる。
ご両親の近くにいながら、それぞれのペースに合わせて生活できるというところで、
生活環境としても、とても良いですね〜。
今回見せてもらって、家づくりってあらためて未来を想像することだなあと。
でも、かっちりと「このように使う!」と固めすぎなくてもいいと思いました。
ライフステージや考え方、環境の変化などにより、生活スタイルは変わっていく。
その時々でお部屋の使い方を考えて、変えることも楽しんでいけたらいいな。
ステキなお家を見せていただき、ありがとうございました。
■建物概要
ご住所:福岡県糸島市
竣工年月:2017 年 3 月
延床面積:約40 坪(1 階と2階合わせて)
施工:棟生工務店
私的 家づくりメモ
- 玄関はとにかく明るく!
- ドアの青や、霧島天然杉の模様など、アクセントを入れるとデザイン性が上がり全体が締まる
- 将来の変化や決まっていないところに対応できるように、設計の際に余白をとる