みなさん、こんにちは！ユウコです。

今回は、福岡県糸島市にある棟生工務店さんの平屋です。

ウッドデッキから一つながりの玄関ドアを開けて、家の中に入ります。
早速見せてもらいましょう♪

デッドスペース無し！リビング中心の生活しやすく賢い間取り
こちらの玄関から、家の中に入っていきます。

まずは、この「間取り」を見てください！

平屋で階段が無いのはもちろん、廊下スペースは玄関ホールのみです。
廊下は、人が移動するためだけのスペース。それがほどんど無いというのは、敷地をほぼ有効な空間に使えるということ。短い移動距離に短い家事動線、時短にもとっても有効◎
コンパクトに居心地よく、豊かな暮らしを送ることができる間取り、これはいいですね。

( かっこいい真鍮の照明の奥にうっすら見える２つの扉が、各子ども部屋への入り口 )

さらに、最近はウッドショックの影響で、注文住宅の坪単価が値上がりしていて、住宅のコストが高くなっています。
そんな状況の中、住宅価格のコストコントロールは大きな課題になっていますが、そのために最も有効な方法は建築面積を抑えるということ。
こちらの平屋はそういう意味でも、今の状況にピッタリとニーズが合うと思います。

さて、リビングから奥の方も見ていきます。
リビングを見渡す位置にキッチンが配置されていて、その左側は洗面室→脱衣室→お風呂スペースとなっています。
キッチンも雰囲気があっていい感じです。

優しい栗無垢床の雰囲気に合わせて、グラフテクトのキッチンはメルクリオを

キッチンは、棟生工務店おなじみのグラフテクトです。優しいハチミツ色の栗無垢床に合わせて、茶系のメルクリオをセレクト。施主さまがご希望された真鍮小物のテクスチャーと相性もバッチリです◎

キッチン背面は、引き出し収納＋上に飾り棚を設置。
たっぷり収納力の引き出しには、食器類やキッチン用品などを、奥のパントリーには食材や飲み物のストック類を収納。そして棚にはキッチンに飾りたいものをという風に、隠すと見せるのバランスがとれたキッチンです。

食洗機は、Boschでした。
グラフテクトのキッチンには、海外製食洗機が組み込めるのも魅力です。

洗面→脱衣室兼ランドリースペース→お風呂のレイアウト
キッチンの反対側には、洗面室〜お風呂スペースがあります。

( 右写真：洗面室→脱衣室兼ランドリースペース、左写真：脱衣室兼ランドリースペース→お風呂へ )

棟生工務店では定番のレイアウトになっているのが、脱衣室と洗面室が独立していること。
最近インスタなどでもよく見かけるけど、やっぱりこの形はいい。毎度、施主さまにもご好評いただいているそうです。
各部屋にプライバシーも考慮しながら小さな採光窓が設置されてるので、明るく風通しもいいですね◎

以下、このレイアウトのメリットをまとめてみました。

＜洗面室と脱衣室を分けるメリット＞
１．お客様が手を洗う際に、生活感を見せずに使ってもらえる
２．誰かがお風呂にはいっていても、気にすることなく洗面所を使える
３．お風呂から洗面の鏡まで距離があるので、鏡が湿気で曇ることがない

うちもスペースさえあれば、これは絶対取り入れたいポイントです！

木目をデザインとして活かす「柾目模様」の建具をアクセントに
さて、今までの写真のなかに登場している、印象的な建具にお気づきでしょうか？
この家のドアはすべて、木の加工工程であらわれる柾目(※)をデザインとして生かしたオリジナルの建具なのです。

(※)柾目とは、丸太の中心付近を製材した時に現れる、年輪が平行な木目のこと。
丸太カットの時に中央近くを切ると、柾目に、外に近いあたりを切ると、板目になります。

一言で「柾目」といっても、木はそれぞれ表情が違うもの。同じ雰囲気をまといながらも、一つ一つ模様が違っていておもしろい。経年変化で少しずつ、いい感じの「あじ」が出てくるのも楽しみです＾＾

木目をデザインとして活かす高性能住宅
棟生工務店は木目をデザインとして活かすことはもちろん、機能面でも木の特性や使い方を知り尽くしていて、木の家を建てるスペシャリストのような工務店です。
そして、それだけではありません。その家は「高性能住宅」でもあるのです。
木造で弱いと思われがちな耐震、断熱、省エネ性能にも対応した、木の家を提案しています。

木の優しさやぬくもりを感じながら、家族と共に育んでいく木の家をご希望の方に、おすすめです。

ステキな家を見せてもらって、ありがとうございました。

■建物概要
ご住所：福岡県糸島市
竣工年月：2021年7月
設計・施工：棟生工務店